エールブログ
ブログ一覧
Windows10で画面中央に出る「A」や「あ」の表示をでないようにする
[Multi-X CAD]SXFのZIP圧縮を行う際の注意点
SXFファイルのエクスポートでZIPに圧縮出力することができますが、特定の条件と操作で元々存在したファイルを上書きする状況が発生し、意図しないファイル消失が発生する可能性があります。
まれな状況だとは思いますが、念のために一例を記載します。
- ファイルを読み込む
- 図面の編集を行う
- SXFのZIP圧縮の操作を行う
- ファイルが消失する
SXFファイルを読み込みます。(例ではsampleFileNo1.SFCを読み込み。このファイルが消失します)
読み込んだ図面データを編集します。
(編集しなくても事象は発生しますが、流れとして編集を行います)
SXFのZIP圧縮操作を行いますが、ここのファイル名入力でsampleFileNo1を指定して[保存]をクリックします。
[保存]をクリック後に新しくsampleFileNo1.SFZができますが、元々存在したsampleFileNo1.SFCは消失しています。
sampleFileNo1.SFZを解凍するとsampleFileNo1.SFCが存在しますが、このファイルは既に編集後のファイルとなるために、元のsampleFileNo1.SFCは存在しない状態となってしまいます。
SXFファイルのZIP圧縮を行う出力先フォルダに、すでにSFC(P21)ファイルが存在するときは、ファイル名の指定に注意が必要なようです。
[Multi-X CAD]SXFのZIP圧縮
SXFファイルのエクスポートでZIPに圧縮出力する機能が追加されました。(Ver3.3Aから)
SXFはテキスト形式のファイルなので、ファイルサイズが比較的大きくなりますが、圧縮を有効にするとファイルサイズを縮小することができます。
また、画像が含まれているデータをSXFにエクスポートすると、複数ファイルでファイル出力しますが、圧縮を有効にすると複数ファイルがまとまって1ファイルになります。
ファイルサイズはどれくらいになるか
Multi-X上にCADデータを開いてSXFにエクスポートしてみました。
2つのCADデータをそれぞれファイル形式をSFC/P21、ZIP圧縮出力を無効/有効とオプションを変更してエクスポートし、ファイルサイズがどれくらい圧縮されるかを試してみました。
P21を圧縮有効にしてエクスポートすると拡張子「P2Z」、SFCを圧縮有効にしてエクスポートすると拡張子「SFZ」として、ファイルが作成されます。
対象となるCADデータで圧縮率は変わりますが、今回試したCADデータでおおよそ17%~35%の圧縮率となりました。
CADデータに画像を貼り付けてエクスポート
CADデータ上に画像データを配置している状態でZIP圧縮出力を無効/有効それぞれでファイルを保存しました。
圧縮ありの場合はファイルはまとまって1ファイルになり保存されます。
SikuliXで画像認識した座標を緯度・経度へ変換後、JavaのSwingを使って表示する
SikuliXで認識した座標を緯度・経度に変換する
Multi-Xには日本測量協会の電算プログラム検定取得済みのXY座標⇔経緯度変換機能があります。
このXY座標⇔経緯度変換機能を使わずに、画面右下に表示しているマウス位置の測量座標をSikuliXで文字認識後、緯度・経度に変換してみました。
経緯度への変換はPROJ.4という変換ライブラリを使用しました。