[Multi-X CAD]SXFのZIP圧縮を行う際の注意点

SXFファイルのエクスポートでZIPに圧縮出力することができますが、特定の条件と操作で元々存在したファイルを上書きする状況が発生し、意図しないファイル消失が発生する可能性があります。
まれな状況だとは思いますが、念のために一例を記載します。

  1. ファイルを読み込む
  2. SXFファイルを読み込みます。(例ではsampleFileNo1.SFCを読み込み。このファイルが消失します)

  3. 図面の編集を行う
  4. 読み込んだ図面データを編集します。
    (編集しなくても事象は発生しますが、流れとして編集を行います)

  5. SXFのZIP圧縮の操作を行う
  6. SXFのZIP圧縮操作を行いますが、ここのファイル名入力でsampleFileNo1を指定して[保存]をクリックします。

  7. ファイルが消失する
  8. [保存]をクリック後に新しくsampleFileNo1.SFZができますが、元々存在したsampleFileNo1.SFCは消失しています。
    sampleFileNo1.SFZを解凍するとsampleFileNo1.SFCが存在しますが、このファイルは既に編集後のファイルとなるために、元のsampleFileNo1.SFCは存在しない状態となってしまいます。

SXFファイルのZIP圧縮を行う出力先フォルダに、すでにSFC(P21)ファイルが存在するときは、ファイル名の指定に注意が必要なようです。

2019年2月24日 | カテゴリー : Multi-X CAD | 投稿者 : HP編集者

[Multi-X CAD]SXFのZIP圧縮

SXFファイルのエクスポートでZIPに圧縮出力する機能が追加されました。(Ver3.3Aから)

SXFファイルの保存

SXFはテキスト形式のファイルなので、ファイルサイズが比較的大きくなりますが、圧縮を有効にするとファイルサイズを縮小することができます。
また、画像が含まれているデータをSXFにエクスポートすると、複数ファイルでファイル出力しますが、圧縮を有効にすると複数ファイルがまとまって1ファイルになります。

ファイルサイズはどれくらいになるか

Multi-X上にCADデータを開いてSXFにエクスポートしてみました。
2つのCADデータをそれぞれファイル形式をSFC/P21、ZIP圧縮出力を無効/有効とオプションを変更してエクスポートし、ファイルサイズがどれくらい圧縮されるかを試してみました。

出力したファイル

P21を圧縮有効にしてエクスポートすると拡張子「P2Z」、SFCを圧縮有効にしてエクスポートすると拡張子「SFZ」として、ファイルが作成されます。

対象となるCADデータで圧縮率は変わりますが、今回試したCADデータでおおよそ17%~35%の圧縮率となりました。

CADデータに画像を貼り付けてエクスポート

CADデータ上に画像データを配置している状態でZIP圧縮出力を無効/有効それぞれでファイルを保存しました。

画像含む

圧縮ありの場合はファイルはまとまって1ファイルになり保存されます。

2019年1月14日 | カテゴリー : Multi-X CAD | 投稿者 : HP編集者

[Multi-X CAD]作図データをOpenStreetMapに表示する(DXF)

概要

Multi-Xで作成した作図データをOpenStreetMap上に表示する方法の一例をご紹介します。

[Multi-X CAD]作図データをOpenStreetMapに表示する」では、Multi-Xからラスターデータを出力し、QGIS上でOpenStreetMapと重ねて表示しました。

今回は、Multi-XからDXF形式で出力し、QGIS上でOpenStreetMapと重ねて表示します。

続きを読む

2018年4月28日 | カテゴリー : Multi-X CAD | 投稿者 : HP編集者